フリーホラゲーを呟く会

ホラーフリーゲームの感想を不定期に呟く。時々痛い小説があったり。

ホラーフリーゲーム 感想3

マヨイガ』&『オシチヤ』

・あらすじ

マヨイガ

母親に連れてこられ、一人知らない部屋に閉じ込められた女の子。そんな女の子におばあさんがおにぎりを持ってきました。お腹が空いた女の子はそれを食べようとしますが、その時小さな声が聞こえてきました。

「食べちゃダメだよ。もし、帰りたいのなら、帰る手伝いしてあげる……」

 

『オシチヤ』

小さな部屋に閉じ込められた女の子。ここがどこだかわからず、何とか障子を開けて部屋の外に出ました。その時、すねをするっと抜けていく獣の影が……

「すねこすり」という妖怪と共に、女の子はこの屋敷を出る方法を探し始めました

 

・感想

どちらも同じ作者さんで、似たゲーム。ホラーと言う割にホラーっぽくなく、ドキドキが苦手で(見るのは大丈夫なのですが)、チキンなプレイしかできない私にもプレイができたほど。これはおもしろいです。

基本どちらも日本の妖怪に見つからないように出口を探すマルチENDのゲームです。追いかけられるわけでもなく、見つかれば即ゲームオーバーになるだけなので、難しい操作はいりません。基本、どうすれば通れるかなど、探索していって、道を切り開いていきます。

日本の妖怪ってこんなにもいるんだなあ、と思うと同時に、それぞれの個性がおもしろいですね。マヨイガの方がシンプルで私は好きですが、オシチヤの世界が正反対になるシステムやすねこすりと女の子を交代しながら出口を探していくのもなかなか楽しいです。

また、着物を着ている女の子がどういうわけで来たのか、どうやったら戻れるか、など、様々なENDを見るのも楽しいですね。ENDを見ることによって、女の子に何が足りないのか、とわかってきます。

通るたびに季節が違う、河童が釣れる、スズメのお宿がある、など本編に関係はない部分が妙に凝っていますね。日本昔話、妖怪の世界に、思わず引き込まれます。

ホラーは……と思う方、まずはこれでプレイしてみてはどうでしょうか?

 

 

 

 

『青鬼』

・あらすじ

とある町はずれに、幽霊が出ると噂される大きな館がありました。

それを確かめるために来た4人の男女。誰も住んでいない割には綺麗な館で、4人は遠くで何かが割れる音がしました。誰かいると怯える3人に向かって「幽霊なんていない」と言って確かめに行くひろし。

皿が割れているのを確認すると、ひろしはみんなの元に戻ってきましたが、そこには誰もいず、玄関からも出られなくなっていました……

 

・感想

ホラーフリーゲームでこれを知らない人はいないんじゃないかと思うほど有名な作品ですね。青鬼……いわゆるブルーベリー色した全裸のオッサンに追いかけられつつも屋敷にちりばめられた謎を解き、玄関のカギを探して脱出する、という非常にストーリーも何もない、シンプルなゲーム。

謎は難しいと思いますね。私の頭が固いせいもありますが、これはヒントが少なすぎる(笑)あと、逃げるのが苦手な人にとって鬼畜ともいえるレベルに青鬼を巻くのが難しい!!しつこい、コイツ!!(笑)

バージョンがいくつかあり、個人的には3が好きですね。スクワット鬼とかなんでしょうかね?カオスすぎます(笑)青鬼家族には思わず吹きました。

6までいくとちょっと別館が多すぎて、しかも青鬼の難易度がガンガン上がっているので、途中から謎がゆっくり解けなくてイラついてきます。広すぎるよ、この館!!(笑)

それにしてもどうして青鬼の目はこんなに可愛いんでしょうかね?((知らん

怖いはずの青鬼ですが、この妙な愛着はなんでしょうか……(笑)

 

 

 

『盲愛玩具』

・あらすじ

バートランドの元に養子に来て明日が一年。お祝いでもしよう、と言って、バートランドはメイベルを寝かせました。

明日のパーティーを楽しみに眠りにつくメイベル。

しかし、そんな彼女は夜中に目を覚まし、とんでもないものを見てしまったのです……

 

・感想

ゲームオーバーがないゲームです。

プレイをしてみましたが、脅かし要素はあるものの(でも私の手がめちゃくちゃ震えてしばらくプレイできませんでしたが)、初心者にもできる非常に易しいゲームです。

なんと言いますか……非常に後味の悪いゲームです。2つのENDがありますが、どちらも鬱な展開。個人的にはそういうものは嫌いではありませんが、救われないのが苦手な人にはすすめられません。

個人的には好きでしたね、メイベルのドット絵が可愛いです(笑)

とりあえず、バートランドを殴ってこようかと思いました((え

30分もあればクリアできます。

 

 

 

『いちろ少年忌憚』

・あらすじ

オカルト好きないちろ。その日も放課後に一人でこっくりさんをやっていました。しかし、こっくりさんにこの学校の七不思議について聞いたところ、何も言おうとしないこっくりさん。不思議に思ったいちろがこっくりさんをやめようと思ったとき、

「呪われて死ね」

という言葉が。

思わず離してはいけない指を10円玉から離してしまいました。

ちょうどその時に来た幼馴染。一緒に帰ろうとしますが、2人が見たのは、七不思議のひとつである、血まみれのブリッジした少女でした……

 

・感想

半ば即死トラップを楽しんでいるようなものですね(笑)

本当、死ぬとわかっていながらもついつい試したくなるぐらい即死トラップが多いです。これはもう、引っかかるしかないだろう、ああ、やっぱ死んだか、なんて、不謹慎ながらも楽しんでしまいます。

こっくりさんを誤った方法で行ったために異世界に行き、七不思議が引き起こされた。だから七不思議を全て倒してしまおうというゲームです。

「七不思議は同時に二つは存在しない」というルールがありました。一つ矛盾しているのは目を瞑って……非常にホラーゲームとして完成度は高いです。学校という舞台、七不思議。小学生の頃を思い出しました。あの時はトイレの花子さんに怯えてたわ……まあ、トイレが昼でも薄暗い雰囲気ばっちりだったんで、余計に怖かったです。

オリジナルの七不思議なんでしょう。見ていて飽きませんでした。

七不思議にぶつかるとRPG風に始まり、行動を選択するので、落ち着いて対処できます。私はこの薄暗い学校の雰囲気にめちゃくちゃ怯えてプレイ出来る状態にありそうもないですが(笑)

 

 

 

『包丁さんのうわさ』

・あらすじ

包丁さんという「カミサマ」に斬ってほしい物をお願いすると、包丁さんがそれを斬ってくれる。もちろん、人さえも……

そんなうわさを聞いたことはあるものの、誰も包丁さんの呼び出し方を知りません。様々な方法はあるものの、どれもこれもまがいもの。お年寄りたちの仲には知っている者もいましたが、誰もが聞くだけで怒り出すのです。だから誰も知らないはずでした……

包丁さんを呼び出す方法を探すのが趣味の友人に付き合い、どうせこれもまがいものだろうと主人公美春とその友人らは学校で包丁さんを呼び出し、大嫌いな教頭を「殺してくれ」と頼みました。

何も起きず、これもまがいものかと思い始めた時、包丁を手にした女の子が現れました。願いを聞いてあげると言って去った女の子。その後に響いてきたのはこの世の物とは思えないほどの叫び声でした……

 

・感想

ノベルゲームです。ぶっちゃけ怖くはないのですが、グロイです。ほとんどのENDが主人公死亡。というか、いくつENDあるのこれ……。

個人的にはこういうのは好きですね。読んでいて、話の展開が気になります。あまり長時間同じ場所にいると包丁さんに襲われますし、例え包丁さんに会わなくとも、油断すると別の何かによって死亡ルートを辿ったり。死亡フラグいくつもあるので、行動には要注意。

包丁さんが何故「カミサマ」なのか……それがわかった時、包丁さんがどういう存在で、何故怒ったのかよくわかり、呼んだ方が悪いのだと認識させられます。

さしみん可愛い(今回出てくる包丁さんとは別の包丁さん)←

ほとんどのENDはBADです。保健室ENDはBED ENDと呼ばれる展開。何をしてんだ、七不思議(笑)

グロイ音や展開に耐性がある人はどうぞ。びっくり要素はないので安心してください。クリアは妙に難しいですが。

 

 

 

 

今回はここまで