ホラーフリーゲーム 感想2
『カノウセイ』
・あらすじ
主人公のまことはとてもまじめな生徒。どんなに急いでいても、車が通っていなくても、信号をきっちり守る。
しかし、友人の隼人はいつもテキトーで、自分中心、自分がルールなので、まこととは正反対とも言えます。
そんな二人が学校から家に帰るために駅に向かい、そこでまことは昔同級生だった女の子と、同級生の女の子といる気の弱そうな女の子に会いました。
電車に乗り、4人で高校に入ってからのことを話している時、人身事故で電車が止まってしまいました。お調子者の隼人が人身事故を見に行こうと前の方にみんなを無理やり連れて行きました
それが、悪夢の始まりとなったのです……
・感想
RPG要素が含まれた、選択肢によってまこと以外の3人と全く知らないけどいつの間にかいた1人の命運が変わってくるゲーム。
即死から、フラグ折るタイミングが大分前の方だったりと、RPG要素の部分自体は簡単なのにとにかく全員生還ルートが難しいです(笑)
ところどころ探索はありますが、基本的には死亡フラグを折ることがメイン。ちょっとの選択ミスで、次々に死んでいきますから大変です。
ストーリーとしては何か考えさせるものがあります。「社会のルール」というものをテーマにしています。あと、意外な攻略法があり、飽きないと言えば飽きないです。え、ここで動くの?普通ここまで話しかけないよね?など、意表をついてくれました。後味も悪くない、いい作品だと思います。
でも、もう少しフラグわかりやすくしてほしかったですかね……実況者さんがげっそりするぐらい全員生還が難しかったもので……
あとは、個人的にもう少しグラフィックを凝ってほしかったです
『操』
・あらすじ
三か月まえから姿が見えない操という少女を心配する主人公アキ。
学校で操のことを考えていた時、操の彼氏だったチャラ男や操をいじめていた女の子が操について話し始めていました。操の呪いや色々言って笑っていたその時、学校が大きく揺れました。
気が付くと教室ではない一室にいたアキ。
そんな彼女の耳に聴こえてきたのは操の声でした。
「アキちゃん、私を探して……」
・感想
一言でいうと、重い!!15禁の理由がよくわかります。性的ないじめだめ、いや、暴力もだめ、絶対、いじめ、かっこ悪い←
グラフィックが私の好みではなかったですが、綺麗です。それぞれのキャラクターとしての個性はとても強く、印象に残りやすいです。若干人数はいましたが、誰が誰かわかりやすいです。
初心者にもできるぐらいの難易度だったと思います。
操に何があったのか、なんでこうなったのか、そして本編後のそれぞれのキャラたちの心の中が悲しくなってきました。ストーリーはおもしろいので人気な理由がわかるような気がしました。多少、性的な方で危なっかしいのですが。
なんていうか、アキのたくましさが怪異症候群の姫野の比じゃないです。操の体を集めても反応が薄いし、普通ならできないことをやってのけてしまいます(笑)
アキちゃん、あなた、本当に普通の女子高生……?(笑)
『マサウの館』
・あらすじ
妹を連れて家出をし、ある人の家に来た主人公。そんな主人公についてきたツンデレ気味の可愛い幼馴染。
そんな三人を向かいいれた館の主人は主人公たちの話を聞き、今日は泊まっていいよ、と言います。それに甘え、主人公たちは部屋を借りて寝ましたが、主人公は何か嫌な予感がし、目を覚ましました。
きっとなにもないと思いながらも部屋から出ましたが、そこにはなかったはずの日本人形と、愛しい妹、幼馴染、そしてそこの家のメイドさんの死体がありました……
・感想
命の素というものを使って各階に死んでいる女の子たちを順番に生き返らせ、カギを見つけたり、イベントを見たりするものです。
命の素の効果はそれほどなく、時間制限付き。それが切れたらまた女の子たちは死体へと変わっていってしまいます。しかも、命の素は個数制限されています。とても詰みやすいのと、所持品のヒントを見なくては進めづらいです。
グラフィックは綺麗で、女の子3人とも可愛い(笑)
だんだん何故こんなことになったのか解き明かされていき、日本人形たちの正体や、幼馴染がただついてきたわけじゃなかった、メイドさんには10歳より前の記憶がないけどなんで?など多くの謎が浮かびあがってきます。
マルチENDで、ほとんどが切ないですね。真ENDもどこか謎を残したままになっています。
全く関係のないイベントでの会話がおもしろくて、好きです。イベントを見るごとに完成されていくイラストも素敵。作者さん、絵がうまいな~(笑)
あと、男性陣皆シスコンなんですけど……(笑)
『友愛』
・あらすじ
3日間ずっと休んでいる親友を心配し、お見舞いに行く里佐。家に着いても何も音がしない。帰ろうかと思ったとき「助けて」という声を聞きました。それは親友の声の様で、里佐は親友を助けようと家の中へと入っていきました……
・感想
処女作とは最初わからなかった程、ストーリーとしては面白い。何者かにおいかけられるわけでもなく、仕掛けや謎も簡単で初心者向け。即死トラップの一つに盲点突かれました(笑)ああ、普通に考えたらおかしいけど、ホラゲーって結構そういうの多い気がする……
5つのENDがあり、そのうち4つは実は最後の最後で分岐。どのENDも愛も嫌なものです。個人的にヤンデレ気味のキャラクターやどこか狂った感じが好きなのですが。
真ENDは王道のハッピー?END。切なさも後味の悪さも感じさせません。
ただ、残念な点としてはバグが非常に多いことですね。一度取った物でも何度でも取らなくてはいけないようなセリフが出て来たり、同じものを何度でも取れたり(取れるのは一個だけですが)
グラフィックも綺麗でしたし、そのバグについて改善すればいい作品だと思います。
・あらすじ
夏休みのとある3日間、のび太とその友人3人はドラえもんの道具をつかって南の島へと遊びに行きました。
3日間自由にのんびりし、バカンスを満喫して帰ってきたのび太たち。わずか3日とはいえ、久しぶりに家族の顔が見れるとわくわくしていました。
しかし、そこに待っていたのは、とんでもない光景だったのです……
・感想
一言でのびハザと言っても、実はいくつも三次創作やらなんやらが出ています。いっぱいありすぎて何が何だかわからないものも多いです。
バイオハザードが出ている時点でお気づきかと思いますが、非常にグロテスク。しかも何も抵抗なくのび太たちが武器を所持し、使いこなしています。言うなれば、カオス(笑)RPGではないので、タイミングを間違えれば死んでしまいます。
ゾンビの声や効果音が非常にグロイ、血は飛び散る、人体裂かれる、人間が人間食べてる、怖い以前にグロイ。あまりグロイのが得意ではない人にはおすすめはできません。ドットでなければ私も無理なレベルです。
グラフィックはそれほど綺麗ではありませんが、どこかクセになります。ドラえもんの目が妙に座っているのが気になりますけど……。
どののびハザでもそうですが、ENDの後味が悪いですね。一番悪かったのはギガゾンビが出てきたのびハザ(多すぎて題名をよく覚えていません)。あの終わり方はありですが、後味の悪いものが嫌いな方にはすすめられません。
それにしてものび太ってこんなにたくましくて、ジャイアンに劣らない強さを持っていましたかね……ていうか、のび太……お前、本当はヤがつく職の人では……?(笑)
今回はここまで
また書きます