フリーホラゲーを呟く会

ホラーフリーゲームの感想を不定期に呟く。時々痛い小説があったり。

ホラーフリーゲーム 感想4

『The Crooked Man』

・あらすじ

様々な嫌なことを味わい、心が折れそうなデヴィット。

彼は、気晴らしに、と親友たちに家具付きのアパートを勧められ、そこに引っ越した。

しかし、そこの部屋では締めたはずの蛇口が開いたり、突然ラジオが鳴りだしたり、不明なシミが現れたりと怪奇現象が起こり続ける。

不気味に思いつつも、怪奇現象の後に見つける、前の住人の痕跡に、彼は前の住人に会わなきゃと思い始めた。

そして、彼は前の住人の痕跡を頼りに、前の住人が言う思い出の場所へと向かっていった……

 

・感想

ホラーアクションゲーム。びっくり要素はちょいちょいありますが、適度でいいですね。謎解きも、行動謎解きも、戦闘要素も、難しすぎず面白いと思います。

曲がった男に追いかけられながら、デヴィットは前の住人の思い出の場所で前の住人を探し、そこの廃墟で色んな人に出会います。出会った人と自分を重ね合わせ、それで思い出し、自分の問題と向き合っていきます。

切なくて、悲しくて、でも救いがあり、何かと考えさせられました。

どんなに努力しようと叶わない夢があり、大好きだった恋人に振られて落ち込み、愛していた家族とさえうまくいかない。

そんな曲がったものしか手に入れられないデヴィットが、少しずつ前向きになっていく、そんな部分が素敵でした。

フラフィーが超可愛いw

デヴィットが結婚してくれレベルにイケメンな件……!!

投げ出した感もなく、イラストが好みだったので、この作品はお勧めです。

ただ、長いです(笑)

 

 

 

『人魚沼』

・あらすじ

みんなでドライブに来た凜。

近道すると言って入った山道では深い霧に包まれ、迷ってしまいました。おまけに車は何かの故障か動かなくなってしまいました。

困っていた凜たちにちょうど通りかかったおじいさんが自分のお屋敷へと案内しました。おじいさんは車が直るまでここにいていいと言いましたが、生憎おじいさんはしばらく用事で出かけなければいけませんでした。

留守番をする凜たち。しかし、親友の女の子の体がパンパンに腫れあがり、すぐに病院に連れて行こうと凜たちは地図を探し始めますが……

 

・感想

雰囲気が物凄い怖いです(笑)

突然目が現れたり、何かの影を見たり。何かいる、誰かいるけれど何もしてこず、ただただ見られてる……という恐怖です。

4人のキャラがいますが、主人公の凜と凜を山猿扱いする頭のいい清太郎のコンビがいいですね、面白いです(笑)

人魚伝説がある屋敷の前の沼、突然パンパンに腫れあがった親友の体、誰かに見られている恐怖、全てが解けた時、とある悲しい昔話がありました。

エンドは4つ。

全員生還エンド、凜だけ生還エンド、凜と清太郎生還エンド、清太郎以外生還エンド。

全員生還エンド以外のエンドはBAD、悲しい結末が待っていました。

挿絵が相変わらず素敵です↑のゲームの作者さん、凜が美人ですわ(笑)

でも人魚はえぐかったな……

そんなに難しくはないので、お勧めします^^

 

 

 

『赤ずきん DS』

・あらすじ

おばあさんのお見舞いに向かう赤ずきんちゃん。

寄り道はしてはいけないよ、と忠告されたにも関わらず寄り道をしてしまい……

 

・感想

DSでダークサイドと読むそうです。

病んだイラストが本当に素敵ですね、自分の好みです。絵本のように話は進められ、全てのエンドを見ても1時間あれば終わります。

5つの寄り道ができますが、どれもバッドエンド。さすがダークサイド。

病んだ感じと、赤ずきんちゃんの末路の悲しさがたまりませぬ。

この作者さんにはぜひ、童話でゲームシリーズ作ってほしいものです。

グロテスクなシーンや、若干の性的暴力のシーンがあるので、注意。

 

 

 

『みんなかくれんぼ』

・あらすじ

「みんなかくれんぼしようぜ!」

そう言ってみんなかくれんぼという、ひとりかくれんぼの応用した遊びに誘う主人公の幼馴染。

子供っぽいと思いつつも賛同したクラスメイト達は、一人の男子の忠告も聞かずにみんなかくれんぼを始めます。

真夜中の学校でみんなかくれんぼを進めると、担任の死体が。

突然現れた包丁を持った幼い少女から逃げ回りながら、主人公はバラバラになったみんなを探し始めますが……

 

・感想

正直なところ、微妙。

悪くはないけど、よい作品とはちょっと言えないレベルです。

というのも、設定や舞台、キャラクターに謎解きは確かに魅力的でしたが、最後ですね。

物語の謎が全て明かされたときです。

ちゃっちい。

それと投げ出した感が物凄い。

ご都合主義があからさま。

なんですか主人公が探していたものをちゃっかり持っていたり、ルールを追加したり、集めるだけで正しい儀式が完了とか。

もっとなんていうか、もう少し捻りが欲しかったですね。最後のちゃっちい終わり方でぶち壊しにされてる……orz

色々言っていますが、内容的には王道で面白かったんですよ。分岐によって死ぬか生きるか出てきて、それで変わる会話の内容とか。

勿体ないなあ……悪くないのに、最後で全体的にちゃっちくなったのが本当にもったいないなあ……。