とある奴らの騒動記1
オレらの世界はとある奴に作られた。それが作者というとんでもないうざい奴だったりする。神でもなんでもないのに、この世界を作ったと言って褒めてもらって、調子に乗っているというとんでもないバカでもある。
まあ、そんなバカが、たださえもセンスないと言うのに舞台だけを変えてまくっている。つまり、そのたびにキャラを変えなくてはいけないはずなのだが……そんなこと、あのバカがするわけがない。
だから、オレらは存在する。作者のバカがいつも世話になっている世界ではオレに同姓同名の奴が一人存在するようだが……そんなのはどうでもいい。
とりあえず、ここは、まだ誰にも教えられていない、とある世界でのお話だ。とんでもなくうざく、うるさく、やかましく、たまにまともかと思ったら、そうでもなくの繰り返しだろうがな。
ああ、オレの名前か?
……聞いたことあるかもな。
オレはエルク。
ただの人間嫌いの薬剤師さ。
《とある奴らの騒動記》
始まるぜ。